今年はイイトルミネの誕生などによって地下空間の回遊率が飛躍的に向上したものの、小田急百貨店旧本館エリアの工事や駅構内のエスカレーター停止などによって「利便性」が犠牲になる一面もあった新宿駅ですが、イイトルミネから見て北隣に位置する工事区画で営業を継続してきた高匠が、今週で閉店することになりました。
カウンター部分では、駅の改良工事に伴う閉店であると明記した告知を出しており、これまでの利用に対して謝意を述べるなどしていました。新型コロナの流行前まで絶好調だった高級食パンブームが過ぎ、銀座に志かわなどの店舗が相次いで新宿から姿を消して行く中、2021年にオープンした高匠は、けたたましい工事音が鳴り響くこともあった珍しい場所での営業でしたが、周辺から店舗が無くなり、イイトルミネが開業してからも3年以上続けていました。
今年の9月には大阪エリアでの全店舗営業終了の決断を下すなど、対外的な告知などを見た感じだと高匠も決して順風満帆とは言い難い状態に見えるのですが、今後は神奈川にある3店舗体制で営業を続けることになります。なお、工事のスケジュールに関しては現状特に案内が出ておらず、壁で囲われている部分については「1月末に作業が終わる」という案内が引き続き掲載されたままでした。
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