外国人観光客の方に向けた取り組みとして、西武新宿駅や都庁前駅などで導入を行ったTOPPANの翻訳対応ディスプレイが、今週から京王線の新宿駅でも使えるようになったようです。
専門のスタッフを置くなどして、英語や中国語などで話しかけられた際に案内を行えるような体制を取っている駅もあるのですが、こちらでは技術を駆使して意思疎通を取ることができます。プレスリリースでは東京都からの補助金を活用する形で導入したと記載されているものの、デフリンピックを見据えた動きであることも説明しており、単に「お得だから」という理由ではなく、乗客の方を考えた上での導入になったようです。
現状京王電鉄の中では、新宿駅と渋谷駅のみに設置しており、新宿駅では京王西口の券売機付近にある窓口で設置されているとのことでしたが、タイミングが悪かったせいなのか「現物」を確認することが出来ませんでした。なお、京王新線新宿駅の新都心口では、生成AIを活用したアバターを3月31日まで設置し、改札内で様々な案内業務を行うことになっていますが、少なくとも今月に入ってからは利用している人の姿を1度も見かける事がありませんでした。
・新宿駅・渋谷駅の窓口に 多言語対応透明ディスプレイを導入 – PDF
・AIアバター駅係員「こころ」による お客さま向け案内サービスの実証実験を実施 – PDF