新宿駅の西側一帯で予定されている「車道の切り替え作業」今年中に実施?

新宿駅
今後数年かけて実施される再開発によって、「数十年に一度の変化」を迎える予定になっている新宿駅の西側一帯ですが、完成予想図に近い形の道路への切り替えが、9月以降に行われることになりました。

東京都などから何度か発表されていた「道路の形」を、75%程度踏襲したものにするようですが、完成予想図では地上と地下を繋ぐ通路になっている部分は、引き続き超高層ビル建設などに伴う仮設道路として使われることになっています。新しい歩道は旧スバルビルから東に伸びるような形で整備され、バス乗り場にも地上から直接行き来できるようになるため、特に松岡セントラルビル周辺で激しく行われている歩行者の乱横断が、わずかに減少する可能性があります。

南北を接続していた車道が分断されることによって、路線バスや停留所のタクシーは甲州街道方面へ直接向かうことが不可能になり、青梅街道から再び青梅街道へ、もしくは甲州街道から「西新宿の中央通り」へと抜けるルートに分類されることになります。過去の国政選挙では「選挙カーからの演説会場」として使われることも多かった小田急百貨店の旧本館沿いも、今後歩道として再活用されていくのですが、今回発表された図では主な既存歩行者導線という枠組みでしか紹介されていなかったため、車道部分を歩行できるかなどについてはまだ明らかになっていません。なお、予定では今年の9月以降と書かれていますが、旧スバルビル周辺における歩道整備の例もあるので、工事の進捗状況によっては来年までずれ込むかもしれません。



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