新宿各地に点在し、つい先日も紀伊國屋ビル内に新店舗を構えたばかりのディスクユニオンですが、1つのビル内に複数店舗が営業するという新しい形で、本日4店舗がオープンいたしました。
1階に作られたのはユニオンレコード新宿で、全てのジャンルを網羅する形であらゆるタイプのレコードが所狭しと並んでいます。また、レコード以外にもディスクユニオンの名前を冠したTシャツや何かしらの飲料も販売されていたりと、タワーレコードとヴィレッジバンガードを足して2で割ったような形のお店作りになっていました。ただ、レコード自体は後述する2フロアでも大量に販売されており、お目当ての商品が見当たらなかった場合はほかのフロアで商品を探すということもできます。
2階には中古CDや本などを扱う新宿中古館・ブックユニオン新宿が営業し、商品の具合によってランク付けされた中古のCDなどが販売されています。基本的には昭和歌謡や旧来のJ-POPなどが目立っていたのですが、入ってすぐの所だけ銀魂のCDとももクロのDVDがあったりと、ディスクユニオンらしさがあまりない棚も少しだけありました。書籍に関してはジョン・レノンの生涯などといったテーマのものを始め、洋楽ロックなどを中心としたラインナップになっています。
3階のジャズ館では、CDとレコードという形で分類されていた他、楽器ごとの分類、ジャズの中で細分化されたジャンルでの分類、アーティストごとの分類など、販売スペースによってそれぞれ違う形の陳列が行われていました。流れているBGMの関係もあってか、他のフロアと比較すると若干物静かなような気もしましたが、お客さんや店員さんの人数などは他のフロアと比較してもさほど差が無いように思えました。
4階には新宿ソウル・ダンスミュージックショップというものがあり、文字通りソウルやR&B、ヒップホップなども含めたダンスミュージックのCDが並んでいます。ただ、基本的にはヒップホップのジャンルのものが目立っており、様々なタイプのラップごとに棚が作られていました。こちらも洋楽がやや主役になっていたものの、入り口付近に日本語ラップコーナーなるものもあり、宇多田ヒカルさんとコラボしたKOHHさん、フリースタイルダンジョンの審査員を務めるKEN THE 390さんなど、ここだけ一気に現代風のコーナーになっていました。
本日はオープン初日ということもあり、入り口付近にはお祝いのお花が飾られたり、オープンを告知するチラシを店員さんが配ったりしていました。チラシの裏面には現在事実上5カ所に固まっているディスクユニオンの「分布図」の他、ディスクユニオンがどのようなお店なのかを英語で紹介している一文も添えられています。また、ユニオンレコード新宿だけ店内の配置図が作られていました。
お店を訪問した時間が18時過ぎだったのですが、店内は男性のお客さん、特にスーツ姿の中年以降の男性が目立っていました。お仕事帰りなのか、それとも何かのお仕事のついでに立ち寄ったのかは不明ですが、ギャングスターラップコーナーの棚でスーツ姿の年配の男性がCDを何枚も手に取るなど、他のCDショップではあまり見かけないような光景も広がっていました。ただ、割合こそ少ないながらも若い女性のお客さんも3フロアで何度か見かけ、その世代にしては「渋めの選曲」のCD手に取るなどされていました。
ディスクユニオンのひとがいたー!すごーい👏#レコードがある暮らし #notall_bechiko #ディスクユニオン#渡邊ティコ pic.twitter.com/Vy6tPZVbNy
— 田崎礼奈 (たぬき) (@tasaki0308) April 20, 2018
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