東京オリンピック決定の瞬間 西新宿は「ほぼ」静かに迎える

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

東京都庁およそ1時間ほど前、2020年のオリンピックが東京で開かれることがIOCのジャック・ロゲ会長から発表されましたが、西新宿ではほとんど混乱もなく、「ほぼ」いつも通りの風景となっていました。

2016年の五輪開催地を決定する会合の時には、都庁の各フロアで職員の方が忙しそうに働いているような雰囲気(?)が出ていましたが、今回は午前5時に開催地が決定するということもあってか、消灯しているフロアが大半を占めておりました。発表の瞬間を「大本営」でもある東京都庁の前で迎えようとする都民の方などもほとんどおらず、午前5時を過ぎても2~3名ほど、発表直前になっても10名いるかいないか程度の人しかいませんでした。

とは言っても、ラジオなどから「TOKYO」の声が流れた時には「よし!」という声や拍手が聞こえたりと、東京に決まったことを喜ぶ人しかおりませんでした。また、開催地が決まってから10分も経たないうちに警備員の方や都庁前に止められていた公用車の中にいた人たちが慌ただしく動き始め、何かしらの準備を始めているような雰囲気も確認することができました。



開催地決定から約30分後に新宿駅周辺の様子を確認してきましたが、既に撤退したのか、それとも盛り上がることなく静かに迎えたのかはわかりませんが、サッカー日本代表が他国のチームに勝った時の様な盛り上がりもなく、五輪開催を祝っている人の姿などもありませんでした。が、西口にはテレビ局の人々が取材時に使っているような車が複数台駐車されていたり、大ガード付近の通行人の方の話し声から「オリンピック」という単語が出てきていたりと、五輪に興味が無かったというわけでは無いようでした。

東京都庁
午前4時50分頃の東京都庁第一本庁舎の様子です。曇り空という「悪条件」もあってか、写真ではあまり綺麗な建物にはなりませんでした。

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