三越アルコットが閉店を発表してから1年4カ月、ビックカメラがユニクロの誘致を発表してから1年1カ月が経った本日9月27日に、ビックカメラとユニクロがコラボレーションした「ビックロ」という商業施設がオープンしました。
オープン初日という事で、開店前の行列には4000人が並んでいたとの報道がされており、実際にビックカメラ新宿東口新店が単体でオープンした時とは規模が違うレベルの行列ができていました。建物の周辺は朝早くから駆け付けていたお客さんで埋め尽くされており、新宿3丁目駅から新宿駅へつながる地下道に3列ずつ人を並べても間に合わず、途中からUターンして作った列は紀伊国屋本店などを通り越して伊勢丹方面まで伸びていました。
今月初旬の発表以来、大々的に「ビックロ」という名前を売り出しており、新宿駅などにもこのような広告があちこちに掲載され、求人の時と同じく相当な気合いの入りようを感じさせるPRになっていました。これが影響してなのか、ユニクロが配布していた先着1000名限定でヒートテックやジャケット5点が合計2370円になるという破格のチケットもオープン30分ほど前に配布終了となっていました。
今回新規にオープンした1F~3Fのフロアには前々から告知されていた通り、一眼レフやヘッドホンなどの家電商品とユニクロの洋服をコラボさせたマネキンが飾られており、物珍しさからか記念写真を撮っている人の姿もいました。また、報道陣の人数もビックカメラだけがオープンした時とはケタ違いで、様々な場所で撮影などを行っているようでした。
元々あったビックカメラのフロアには大きな変化はありませんでしたが、エレベーター沿いにはユニクロのジャケットやヒートテックなどがこっそりと陳列されていました。CMでは「素晴らしいゴチャゴチャ感」という宣伝文句もあったのですが、どちらかというとスタイリッシュにまとまっているような印象がありました。
オープン初日ということもあり、テープカットのためにファーストリテイリングの柳井正社長やビックカメラの宮嶋宏幸社長、ビックロのプロデュースを手掛けた佐藤可士和さん、新宿東口商店街振興組合理事長の安田眞一氏や新宿大通り商店街振興組合理事長の竹之内勉氏の5人が集まったり、チンドン屋らによる盛大な宣伝が行われるなどしていました。ちなみにゴーゴーカレーをはじめ、近所で営業しているお店も「特需」を期待してか、チラシの配布などを行っていたようです。
オープニングセールは少なくとも1週間ほど続くようなので、キャッチコピーの通りに「新名所」としての役割を果たしてくれるのかもしれません。
・My Store News | ビックロ 新宿東口店
・新宿東口「ビックロ」が開業-行列4000人超え、柳井社長らあいさつ – 新宿経済新聞