被災地へのメッセージも 東京マラソン2012の様子

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

2007年に開催がスタートしてから毎年恒例の行事となった東京マラソンですが、今年も10倍近い倍率をくぐりぬけて3.5万人の参加が東京都庁に集まり、42.195kmの行程を走り抜けていきました。


何日も前から大会の準備は行われていましたが、日の出とともに大掛かりな交通規制などがスタートし、各地に警察の方とカラーコーンが配置されました。もちろん、放送を行う日本テレビの車両も準備をしており、ラ・トゥール新宿前には大会準備車などを含めて10台近い乗用車や特殊車両(?)が駐車されていました。


大会スタート2時間前から既にランナーらでごった返しており、十二社通りを使ってウォーミングアップを行っている親子の姿などもみられました。今回もバナナやアミノバリューなどの配布が行われ、数十台のトラックが新宿中央公園沿いにスタンバイしていました。ちなみに、2時間前からトイレは混雑しており、ナイアガラの滝にはウォーミングアップを行っている人々などもいたために通勤ラッシュ時の新宿駅西口とほぼ同程度の人口密度になっていました。




西新宿3丁目にある新宿インターチェンジでも交通規制が行われており、白バイとパトカーがそれぞれ出入り口を封鎖していました。新宿だけでなく、東京マラソン開催時には広範囲にわたって交通規制などが行われるため、各地でこのような光景を見ることになります。


ただ、今回は交通ルールなどであまりよくないシーンを見かける事が多く、スタート直前に警察の人が注意しているにもかかわらず、準備中のコースを横切る人や、中には信号無視をして車道に立ち、誰もいないコースをカメラで撮影する人などの姿もありました。



ランナーの方々はスタート1時間前にかなりの人数がスタート地点に流れて行き、写真の通り都庁前は徐々に混雑していきました。今回も2ちゃんねるなどでコスプレ姿のランナーらに注目が集まっており、仮面ライダーやバッドマン、ASIMOの着ぐるみなど、非常にバラエティー豊かな「ランナー」たちも東京マラソンを盛り上げていました。東日本大震災の影響もあり、東北へのメッセージを送る人も非常に目立ちましたが、被災地にメッセージを送る目的で作られたTシャツを着ている人から、「大船渡市」の名前を付けて被災地への声援を風力発電の着ぐるみ(?)に書いている人まで、メッセージの送り方も様々でした。


ランナーが全員都庁前を去っていった10時過ぎからは急ピッチで撤収作業が行われ、お昼前にはスタート時に撒かれた紙吹雪以外はきれいに片付いていました。翌日には清掃車が片付けたのか、紙吹雪もほとんどが道路から消えており、普段の新宿の街にもどっていました。

東京マラソン2011の様子を撮影してきました

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