花園神社で長年「アングラ演劇」を手掛けてきた唐十郎さんが、今月急性硬膜下血腫で亡くなったことが明らかになりました。
紅テントの中で演劇を披露してきた唐さんは、1960年代から活動を行っており、近年は他の劇場などと同じく新型コロナの影響を受けながら、独自路線の劇を披露してきました。新宿中央公園での上演は「事件」以降行われた形跡が無く、以降新宿は花園神社での活動をメインに行ってきましたが、かつては唐さんの影響を受けた方々による「青テント」の設置と演目の上演が、水の広場で行われることもありました。
訃報を伝えられた日は花園神社で第73回公演の初日を迎えており、受賞歴のある作品でもある泥人魚が予定通り披露され、上演中などは報道関係者のカメラなどもなく、「普段」とさほど変わらない空気感になっていました。5月中の公演については一時予定枚数終了のマークが出ていましたが、現在は花園神社で行われる全ての公演において、チケットの購入が可能な状態になっています。
唐さんに出会い、唐さんに刺激を受けたたくさんの仲間と青テントともに、こんなにも魅力的で刺激的な演劇人生を歩ませていただいてきました。
感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
本日の唐組、花園公演紅テント初日『泥人魚』が素晴らしいものになりますように!— 劇団唐ゼミ☆ (@g_karazemi) May 5, 2024
・唐十郎さん死去 84歳 劇作家で俳優 アングラ演劇で絶大な人気 | NHK | 訃報
・唐組のチケット情報 – イープラス