全国各地から様々な駅弁や「うまいもの」が販売される「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が、昨日から京王百貨店で行われています。
今年のフェアでは東日本大震災の影響を受けて東北の駅弁が数多くクローズアップされており、駅舎こそ大々的な被災を免れたものの、村の一部が壊滅した岩手県の野田村にある陸中野田駅の「鮭いくら弁当」や甚大な被害と死者・行方不明者数を出した宮古市にある宮古駅の「北の祭弁当」などが販売されていました。フェアには初日に行ったのですが、東北発の駅弁の中では福島県の郡山駅で販売されている「女神のよくばり豚めし」が最も早く完売していました。
今年も昨年と同じく新幹線をかたどったお弁当箱を使った駅弁が販売されており、こちらも昨年から引き続き九州新幹線と東北新幹線のお弁当が販売されていました。また、新神戸駅から923形の通称ドクターイエローと呼ばれる新幹線のデザインをしたお弁当が初登場のお弁当として販売されています。他にも鳥取駅の「元祖かに寿し」というお弁当には6000枚限定のカードが、福井県の勝山駅で販売されている「恐竜のお話 鳥三昧」には恐竜フィギュアがそれぞれおまけとして付いてくるなど、お弁当だけでなくおまけにも力を入れている駅弁もいくつか見かけました。
「うまいもの」のコーナーでは、宮城県の「萩の月」、福岡県の「梅ヶ枝餅」といったお土産の品として人気の高い和菓子をはじめ、さんまやうるめ、お寿司、練り物といった魚を使った料理が多く目立った気がしました。また、軽食類の中では北海道のソフトクリームと大阪府のたこ焼きが人気だったようで、長蛇の列とまでは行かないものの、常に10人から20人が行列を作っていました。