昨年、同じすかいらーく系列の店舗であるバーミヤンとともに、新宿カレイドビルにジョナサンがオープンいたしました。人通りが多く、お店へのアクセスも楽にできるということで、平日の昼間にはサラリーマンの方、夜中には「接待飲食等営業」のお店で働く方々、休日には学生を含めたほぼ全年齢層のお客さんでごった返しています。
オープンしてから1年程度ですが、周辺にあるジョナサンと比較しても桁違いにお客さんが多く、いつ入店してもお客さんで混雑しているファミリーレストランであるジョナサンに、今回は足を運んでみました。
会計を行うスペースが出入り口ではなく、テナントの中央に設置されているというあまり見かけないレイアウトとなっている同店ですが、禁煙席と喫煙席が分けられ、座席もほとんどがソファー席を採用しています。お店側にとっては若干迷惑かもしれませんが、長時間座っていても疲れにくいため、長居をしやすい環境にもなっています。ただ、複数カ所に空席があるにも関わらず、入店してから座席に案内されるまで5分ほどかかっていたりと、入って早々に接客面での疑問が少しだけ残りました。
フライドポテトなどのサイドメニューは他の系列店、もしくは他の同業者と特に変わったところはありませんでした。味付け用のケチャップはボトルではなく、封を切るタイプの使いきりサイズで提供されています。
今回注文したのは夏用のメニューとして提供されている「本格!盛岡冷麺」です。焼肉丼とのセットメニューもありますが、今回は単品で注文しています。また、まろやかな白と大辛の赤という2種類のスープが用意されていて、まろやかな白には後々に辛さを味わえるようにコチュジャンソースもセットでついてきます。トッピングにはキムチもあるため、白を頼んでもほどよい辛さを感じながら冷麺をすすることが可能です。なお、今回は大辛の赤を注文しています。
大辛というだけあって、一口目から舌がしびれるようなピリ付きを感じ、おそらく辛い食べ物が苦手な人であれば半分も行かずに白旗を上げてしまうのではないかと思うような味でした。辛さを中和させるためにお酢が用意されているものの、少しかけた程度では気休めにもならず、水で薄めたほうが効果がありそうな気もしました。ただ、歯がジリジリするような辛さを感じる中本とは違い、あくまでも舌がしびれるレベルでおさまっているので、辛いものが得意な人であれば普通のつけ麺を食べるような感覚でするすると味わえそうです。
器まで冷えた涼を取れるメニューでもある冷麺なので、どの具材もさっぱりしています。完食後も汗一つかくことなく、舌がヒリヒリしている事も含めて夏らしさを感じられる一品でした。
辛さの中和も兼ねて、デザートにはパンケーキを注文しています。偶然なのかもしれませんが、バターがドロドロに溶けた状態で提供され、フォークなどですくって塗るのに一苦労しました。メイプルシロップも心なしか温かく感じたので、もしかしたら注文直後から提供されるまで常温で「スタンバイ」していたのかもしれません。なお、パンケーキもフライドポテトと同様に他店とは違いのない味で、こちらは自宅で作るホットケーキともあまり違いのないものとなっています。
入店時の接客こそ多少のもたつきがありましたが、料理の注文などは全てスムーズでした。また、日本語学校が近くにあるせいか外国の店員さんも数人おり、流暢な日本語でコミュニケーションを取ることができました。無国籍料理店やカレー店などでは意思疎通がうまくいかないケースも稀にありますが、今回対応していただいた中央アジア系と思われる女性の店員さんは、注文の繰り返しやこちらからの質問も円滑に対応していただきました。
混雑が目立つ店舗なので、会社のお昼休みに昼食を軽く済ませたい、という方などには不向きではあります。ただ、新宿西口駅や西武新宿駅からのアクセスは抜群に良いので、ある程度安価で休憩できるスペースが欲しいという方は、候補の一つに入れても良さそうな気はしました。
ジョナサン 新宿西口大ガード店 (ファミレス / 新宿西口駅、西武新宿駅、新宿駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5