インターネット上などで「ダンジョン」「迷宮」等と言われ、日本一乗降者が多いと同時に、その広さ故の迷路ぶりが度々ネタになっている新宿駅ですが、都市地下空間活用研究会という団体が行った調査によると、各駅にある地下街の広さで、新宿駅が2位の栄駅(名古屋市)に2万平方メートル以上の差をつけて1位になったそうです。
・新宿の地下道「ほぼ一筆書き」で歩いてかかる時間を計測しました
今回の調査で「新宿駅の地下街」として対象になったのは、新宿駅西口にある小田急エースの北館と南館、南口に近い京王モールと京王モールアネックス、東口に近いルミネエストと北東部にのびる新宿サブナードの7つで、それらの総面積を合わせると104505平方メートルにもなるようで、新宿モノリスビル(90451 ㎡)より一回り大きく、野村ビルの延床面積(118220㎡)より一回り小さいくらいになります。ちなみに、東京都庁の延床面積は195567m2と、地下街の2倍近くにもなります。
記事では新宿駅の公衆電話の多さについても言及されており、特に真珠駅西口に設置してある公衆電話の多さに注目していました。新宿駅の公衆電話と言われてまず連想されるのがこの西口にずらりと並んだ「公衆電話群」なのかもしれませんが、西新宿の地下街では、意識して見ないと気がつかないような場所にぽつんと1台だけ設置されていることも少なくありません。まもなく半年が経過する東日本大震災の時は、この西口の公衆電話が非常に混雑すると言った事態も発生していましたので、防災の一環として地下通路にある公衆電話の場所を散歩がてら確認してみるのもいいかもしれません。
・地下街バトル、東京vs大阪vs名古屋 広さ日本一は? |エンタメ!|NIKKEI STYLE