スターホテル東京が10月末までに「退去」へ?

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

1980年に開業し、以来西新宿7丁目の看板になるようなホテルの1つだったスターホテル東京が、10月末で退去することになったようです。

現在、スターホテル東京が入居している新宿NHビルは、不動産投資信託(REIT)の企業である日本ホテルファンド投資法人が保有しており、賃料を支払うことになっているそうですが、4月分以降の賃料の一部に未払いが発生しているそうで、民事調停などが行われていたそうですが、残念ながら8月1日から10月31日までの「移行期間」が設けられ、その間に退去する事になったとのことです。

既に日本ホテルファンドとスターホテル東京の間で結ばれていた「賃貸借契約」は7月31日時点で終了しているとも書かれており、プレスリリースには「リニューアル等の準備」や「新規ホテル運営受託者の募集」についても言及されていました。また、この賃料未払いに伴って、日本ホテルファンド投資法人自体の業績や「分配金」等にわずかながら影響が出ているそうです。



商業・住宅地問わず、REITが保有する西新宿・新宿の物件はいくつかあるのですが、このような「物別れ」のような形で契約が終了してしまうのは、少々寂しいところです。まだスターホテル東京側からは何も発表が行われていないようですが、今後プレスリリースなどでこの件について言及され、行く行くは閉館時期なども発表されていくのかもしれません。

・新宿NH ビルに係る賃貸借契約の対応状況について(PDF)

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