新宿養護学校から徒歩1分程度の所に位置し、西新宿4丁目の中心部とも言える場所では、長らくベリーズ大使館が設置されていたのですが、その大使館として使用されていた建物が、一時的にネット上で売り物件として登場していました。
どちらかと言うと渋谷区松濤や港区白金といった高級住宅街で見かけるタイプの建物であり、周辺の「一般的な一軒家」と比較すると異質なレベルの高級感が漂う建物になっているのですが、客人を招いて賑やかな空間になるなどの光景はこれまで1度も見かけたことが無く、むしろ人の気配を感じるケースの方がほとんどありませんでした。2018年からは大使館の機能を台湾に移しており、新型コロナ流行期の2021年に建物から正式に退去してからは、大使館としての機能を完全に失っているのですが、これまで建物内が「廃墟化」するようなこともありませんでした。
各不動産サイトからは既に情報が消えているので、どんな売主がいつ頃から販売を始めたのかまでは追えないものの、よほどの事前準備を行っていない限り、10億円以上するという不動産の契約などが1週間で決まるようなことは難しいので、まだレインズなどに情報が残っていたり、今後別の切り口で不動産情報が掲載される可能性もあります。なお、外務省で中米などを担当する方に電話でお話を伺った所、こちらでも「閉鎖されている」というお返事をいただいているため、Googleマップに掲載されている情報は更新が必要な状態になっています。
10億7000万円!!
旧ベリーズ大使館!!
何を間違えたのかナウル共和国にもどうですかと連絡あったみたいですが無理です!! pic.twitter.com/vwlHHkQuEE
— ナウル共和国政府観光局(公式) (@nauru_japan) June 11, 2025