第50回の衆議院議員選挙 新宿区内の比例得票数で自民党が1位に

衆議院議員選挙
昨日投開票が行われた衆議院議員選挙にて、新宿区が属している東京1区では立憲民主党の海江田万里さんが当選し、前回の選挙における選出議員だった自民党の山田美樹さんが落選するという結果になりました。

開票結果を見てみると、千代田区では山田さんが海江田さんに約1500票差を付け、区内唯一の1万票超え候補として1位になっているのに対し、新宿区では海江田さんが3441票差で山田さんに勝っています。ただ、開票直後はお二人の票が5000票ずつで並んでおり、速報のタイミングによっては山田さんの方が得票数で上回ることもありました。「大物議員」と比較すると金額は大分少なめではありますが、山田さんはいわゆる裏金問題に関わった人物として判断されており、比例での重複立候補を認められなかったため、2012年から続いた衆議院議員としての活動に一旦区切りを付ける形になりました。ただ、区内における比例での投票先は自民党が3万票超えの1位で、その後は立憲、国民民主、維新、公明という順番で票を獲得しています。

告示前から代表の吉村洋文さんがアルタ前で演説を行い、選挙カーが西新宿や北新宿の住宅街に入る回数が最も多かったと思われる日本維新の会は、長年このエリアから立候補している山田さんと海江田さんのデッドヒートぶりに食い込むことが出来ず、歌舞伎町などで演説していた参政党のさくらいしょうこさん、「あなたの可処分所得をあげる党」で代表を務める佐藤沙織里さん、都知事選にも立候補されていたしんどう伸夫さんらと共に、落選する形になりました。



東京1区に候補者がいなかったれいわ新選組は、これまでの国政選挙と同じようにTKP新宿西口カンファレンスセンターに事務所を構えていて、山本太郎さんは選挙前に小田急エース北館側で演説を行ったり、開票後にTKPの施設でコメントの受け答えをしたりしていました。また、新宿区議会の元議員であり、区長選で吉住健一区長と対峙していた依田花蓮さんは、れいわ新選組の比例候補にも名を連ねていたものの、共同代表の櫛渕万里さんが東京ブロック唯一の議席を獲得しています。ちなみに、れいわ新選組のYouTubeチャンネルに投稿された寄付金を募る動画の流れの中で、TKP新宿西口カンファレンスセンターの賃料が明かされています。

新宿区における得票数は前述の通りですが、小選挙区選出分の無効投票が4205票あったそうで、前回の総数と比較すると200票ほど増えています。また、裁判官の国民審査に関してはどなたも「罷免可」が2万票から3万票の間に収まっていますが、買収で失職した議員は報酬を返金すべきだという意見に反対されていた今崎幸彦さんのみ、28000票台になっていました。

選挙結果・確定<令和6年10月27日(日曜)執行 衆議院議員選挙・最高裁判所裁判官国民審査>:新宿区

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