「ほぼ免税店」のラオックス新宿東口本店 8月28日から段階的にオープン

営業開始日の延期を行っていたラオックス新宿東口本店が、8月28日から営業を始めていたようで、建物内の一部で商品の販売などを行っています。

現段階で営業している場所は2階と3階のみで、1階に作られるという宝飾品関連コーナーはコンクリート打ちっ放しの状態でした。また、構造の関係で2階から1階へ向かうエスカレーターは使用出来ず、1階へはエレベーターで向かうことになります。2階では化粧品や健康食品、炊飯器や髭剃りといった免税でお馴染みの商品（？）が並んでいましたが、3階には酒類やお土産用のキットカットの他にスカジャン、ダルマ、下駄なども並んでおり、全体的に振り返ってみると高島屋免税店の品揃えを思い出すような部分もありました。

開店の告知を知らせるポスターを掲示していた1階の窓部分には、各3フロアをテーマごとに区切っていることを示唆するショーケースを用意し、それぞれのフロアに色の名前を付けていることも案内していました。また、それとは別に猪山興業ビルのフロアガイド用ボードも設置され、地下や4階以上に作られる店舗を告知する準備も進んでいました。かつてこの場所で営業していたバーニーズ・ニューヨークも現在はラオックスの系列店になっていますが、現状ラオックス関連の店舗については1階に周大福の区画を用意するぐらいしか明らかにされていません。なお、公式サイトには情報が掲載ありませんが、3階ではChargeSPOT、ChargeSPOT風のWi-Fiルーター貸し出し機、ウォーターサーバーも設置しています。

店員の方からもお話しいただきましたが、原則として外国人観光客の方を対象にした免税店のような形で営業するそうなので、周辺にある薬局や家電量販店、百貨店などが直接的なライバルになる事は無いかもしれません。また、1階部分のオープンについては今月中旬前後を予定しているとのことですが、猪山興業ビルそのものの入居テナントについて別途調べた所、大阪に拠点があり、秋にオープンするというナイトクラブのTHEPINK TOKYOのみが出店を公表していて、オープニングスタッフの募集も行っていました。