昨年に京王百貨店やルミネ1などを巻き込んだ計画を明らかにし、代々木エリアの建物解体工事などが徐々に進み始めた京王電鉄主導の再開発ですが、これらの各種計画を「推進」することが会社の方針として決定し、各種工事へ本格的に着手することが発表されました。
今回発表された概要では、当初と変わらぬスケジュールなどが再び公表され、ホテルや事務所、駐車場などを含めた複合施設の工事が予定通り本格的にスタートすることになります。敷地面積なども変わっていないため、特に問題が無ければ約5年後に東急歌舞伎町タワーと同じ高さのビルが、代々木側に誕生する予定ですが、京王百貨店のエリアについては「南側の再開発」と違って確定していないため、内容が一部変更されるかもしれません。
この発表に合わせて、京王線から丸ノ内線への乗り換えがスムーズになるホームの新設工事などに着手することも発表されているものの、どのあたりにホームが出来るのかなどの詳細については明らかにされていませんでした。ただ、この工事が完成する頃には西武新宿駅からの「ショートカットルート」も完成が間近になるので、今後東京メトロの路線がJR線に次ぐ「新宿駅の動脈部分」に変化する可能性もあります。
・新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事について|京王電鉄株式会社のプレスリリース