「環状第5の1号線」新宿と渋谷を結ぶ約800mが開通

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

環状第5の1号線戦後に計画が浮上し、長い間工事を実施していた「環状第5の1号線」のうち、千駄ヶ谷エリアの約800mが本日から利用可能になり、新宿と渋谷を繋ぐ道路の1つとしての役割をスタートさせました。

新宿御苑の環境への配慮を行うため、通常の道路とは違って片側の車線のみがトンネル、もう片方が地上を走る形になっており、鉄道で例えると赤坂見附駅に近い構造になっています。歩道については両方向とも地上で作られており、東側の歩道では新宿御苑の空気感をほんの少しだけ感じられるようなスペースもありました。

数日前には開通記念のイベントが行われ、車道を歩く催しもありましたが、今日の午前中にも別途記念セレモニーが行われていました。また、開通時間となる14時前後には多くの人が集まり、新宿御苑から出て来たばかりの人なども「イベント」のスタートに合わせて小規模なカウントダウンに参加するなどしていたようです。また、直接の関係が無いはずではあるのですが、開通前には服部栄養専門学校の関係者と思われる方々が、建物の前に立って工事の行方を見守るなどされていました。



開通前にはピーポくんややなせたかしさんが制作した「新宿シンちゃん」の着ぐるみが登場して記念撮影などに応じた他、開通の瞬間には通常の一般車両に対して拍手を送るという、若干不思議な光景も広がっていました。30分ほどすると比較的「普通の道路」として使われ始め、記念撮影を行う人などは減っていましたが、今後も一部区間で工事などを進めていくこともあってか、警備員の方などが引き続き周辺の交通整理などに従事していました。

「千駄ヶ谷ぎょえんトンネル」一帯の工事自体はほぼ終了していますが、環状第5の1号線関係の工事については少なくとも来年の1月末までは実施され、その後も主に千駄ヶ谷一帯での改修工事などは行われ続けるようです。一方、歩行者にとっても新宿御苑から南下するルートが便利になったのですが、新宿高校の最南端部分にあるT字路では、ベビーカーをゆっくり押して横断歩道のない車道を横断するご家族の姿などもあったため、新宿方面へ車で向かう際は、この部分での走行に注意が必要かもしれません。

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