「企業の乗っ取り」を目論んだとされる6人 警視庁が起訴(TBSより)

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

西新宿5丁目韓国に本社がある日本企業などをターゲットにし、新宿区内の企業や関係施設を使って乗っ取り工作を行っていたとして、男女6人が逮捕され、今日起訴されました。

これは、かつて三和ファイナンスという「厳しい取り立て」の消費者金融企業を運営するなどした一方、飛鳥ホテル周辺の再開発が10年以上経っても停滞し続けている三和グループに関連した事件だそうで、関連企業の資産を保有するなどした山田紘一郎さんが亡くなった事を発端としたものとなっています。具体的には、起訴された石井実成容疑者らが偽の株主総会の議事録などを作成し、関連資料を東京法務局の新宿出張所に出向いて登記の書き換えを行わせ、山田紘一郎さんの資産管理会社であるユナイテッドを乗っ取ろうとした疑いがもたれています。結果的に法務局側はこれらの書き換えを認めていて、山田さんの「後継者」には、息子を装った山田博容疑者が就任していました。

容疑についてはそれぞれ認否の差に違いがあるものの、おおむね容疑を認めている主旨の供述などが行われていたようです。なお、事件と直接関係あるのかは不明ですが、旧飛鳥ホテルのエリアでは、遅くとも石田容疑者が逮捕された8月頃には「建築計画のお知らせ」に関する看板が過去のものも含めて一掃されているのを確認しており、一時は閉鎖の告知なども行われた駐車場が、現在も稼働し続けています。また、現在も公式サイトは閲覧可能な状態ですが、会社概要には会社名と羽衣湯付近にあるという本社の住所、そして顧問弁護士の名前などが記載される程度で、代表取締役の名前などは紹介されていませんでした。

三和グループ|不動産&有価証券運用
総資産1000億円企業の親会社を“乗っ取り” 「偽情報見抜くの難しい」司法書士が警鐘 | TBS NEWS DIG (1ページ)



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