先日から新型コロナ感染者の療養施設として稼働を行っている新宿ワシントンホテルの新館ですが、事実上その向かい側で営業を行っていたサンメンバーズ東京新宿が、今月で閉館することになりました。
同施設は1982年に開業し、1度に4人が宿泊可能な部屋を含む180室以上を備えたホテルとして稼働していました。目の前を首都高が通る場所でありながら、どことなくリゾートを意識したような「システム」が取り入れられており、例えばホテル内にあるレストランは会員制の飲食店として営業するなどしていました。一方で、新型コロナの流行が始まってからは2020年の10月から休業しており、昨年の4月には今後1年休業を行うと表明し、期間中には建物の修繕工事なども行われていました。
近年はMIMARU東京 新宿WESTやキンプトン新宿東京といった「ライバル施設」が稼働したことで、従来通りの営業を続けるには厳しい環境になっていましたが、閉店を告げるお知らせでは施設の老朽化が理由として挙げられていました。なお、同じタイミングで名古屋にあるサンメンバーズのホテルも、今月いっぱいで営業を終了することになっています。