新型コロナウイルスの流行が収まらない状態が続き、新宿区内でも1日数百人が感染するケースが日常的になる中、新宿ファーストウエストに本社を構えるKDDIエボルバの従業員の方々がストライキの通告を行なっています。
同社でも感染拡大の余波を受け、通告書の提出段階で約20人の従業員が感染していたそうですが、検査などを行うことなく出社を命じるなどしていたことに対抗する措置として、勤務している方の一部がストライキを行うと予告しています。既に最低1人がストライキに突入していて、労働組合を通じて会社都合での休業や休業中の補償のほか、出社の条件として全従業員にPCR検査を行う事を求めています。
TBSの取材では、KDDIエボルバ側は職場での濃厚接触者がいないことなどを説明している一方で、安心できる職場作りを行いたいとしています。同社はKDDIビルやエステック情報ビル、小田急生命第一ビルなどにも事務所を構えているものの、共同通信が紹介した通告書ではビル名などが黒塗りにされているため、どの自治体にある事務所での出来事なのかが特定できない状態になっていますが、労働組合が運営するサイトでは、新宿の保健所に問い合わせた経緯なども紹介されていました。
・コロナ感染相次ぎスト通告 コールセンター契約社員ら | 共同通信
・コールセンターで感染者相次ぎ 社員らがストライキ通告|TBS NEWS
・”職場クラスター”の状態でも出勤要請を続けるKDDIエボルバに対して、1月26日より無期限ストライキに入りました。|総合サポートユニオン|note