第49回の衆議院議員選挙 東京1区で立候補していた3人が当選

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

新宿区役所昨日開票が行われた衆議院選挙で、西新宿や北新宿が含まれている東京1区から出馬した4人の候補者のうち、比例での復活を含めて3人が当選しました。

選挙区では前回比例での復活当選を果たした山田美樹さんが当選し、海江田万里さんに対して1万票近い差をつけています。ただし、新宿区内では32票差で1位という非常に僅差の戦いで、3451票あったという無効票が1%でも少なければ、区内で敗北していた可能性がありました。Twitterでは吉住健一区長や中山弘子前区長、安倍晋三元首相からの応援動画が投稿されていた他、今年から都議になった吉住栄郎氏、現職の大門幸恵区議などが演説に同行するなどされていました。

元民主党代表という肩書きがありながらも選挙区で敗退する結果となった海江田さんは、立憲民主党の枝野幸男代表と共に新宿駅で演説するという「目立つPR」を行った一方で、北新宿の路上で地道に辻立ちを行うなどの活動もされていたものの、結果的に選挙区での連勝を逃し、菅直人元首相や長妻昭さんといった著名な政治家の方々と共に、東京ブロックで比例復活の道を辿りました。



熊本県の元副知事で、東京都知事選挙にも立候補していた小野泰輔さんは、選挙区での戦いにおいて2万票ほど差をつけられていましたが、吉村洋文大阪府知事が応援のために新宿駅に姿を現すなど、選挙活動への熱が入っていました。実際に今回の選挙で最も躍進した政党となり、その勢いが比例で議席を獲得する力へと変換されていったようです。選挙公報で最も上に表示されていた内藤久遠さんは、ニコニコ生放送での公開討論会に出演するなどされていましたが、3度の都知事選挙に続く落選となりました。

今回の選挙戦では、東京1区で立候補していないものの、比例での選挙戦のために新宿駅周辺で演説を行う政党などが後を絶たず、最終日には時間こそバッティングしなかったものの、公明党の山口那津男代表、共産党の志位和夫委員長、れいわ新撰組の山本太郎代表らが代わる代わる演説を行っていました。区内の得票では自民、立憲民主、維新、共産、公明、れいわと続き、社民党は「NHK党」を下回る結果となっていました。

東京1区における新宿区内の投票率は56.04%で、前回よりも約3%上昇していますが、従来通り西新宿などの投票所は全体の投票率を押し下げる形になっており、新宿区役所の13.98%をはじめ、新宿ファーストウエストの26.98%や大智学園の27.07%、角筈特別出張所の29.98%などが「区内で投票率の低い投票所」になっていました。

【開票結果・確定】衆議院(小選挙区選出)議員選挙(東京都第1区)新宿区開票区:新宿区
【開票結果・確定】衆議院(比例代表選出)議員選挙(東京都選挙区)新宿区(東京都第1区)開票区:新宿区
【開票結果・確定】最高裁判所裁判官国民審査(新宿区(東京都第1区)開票区):新宿区

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