JR新宿駅の東西自由通路 今日の始発から運用を開始

東西自由通路長年新宿駅西口と東口の通路を、通常の道路として使用するための工事が行われてきましたが、本日より東西自由通路が開通し、入場券などを必要としない形で、通行できるようになりました。

距離にして数百メートル程度で、メトロプロムナードを経由するルートと比較しても数分程度の短縮ではありますが、複雑に入り組んだ一帯を再整備することで、人の流れを大きく変え、利便性も向上します。数日前より、床や天井部分が刷新されている姿は確認することができましたが、今回の運用開始によって「全貌」が判明し、南口改札内とは違うタイプの落ち着いた色合いで統一された通路へと変化していました。

新しくされた東改札と西改札は、それぞれ東口と西口で使われていたものが流用されているようで、自動改札機の数も一緒というわけではありませんでした。一方で、駅員の方が滞在するスペースには「差」があり、西改札では南口改札などのような部屋風の施設(?)に生まれ変わっている一方、東口は従来のスペースを少しだけ綺麗にした程度に収まっています。



工事終了後には、いわゆる鉄道オタクの方々だけでなく、JRのヘルメットを被ったり、協力会社の腕章をつけている工事関係者の方が通路に集まり、これまでの作業をねぎらっていたり、記念撮影を行うなどしていました。酔っ払った20代ぐらいの男性2人組が、大声を出しながら2分ほど撮影場所に乱入することもありましたが、基本的には終始穏やかな雰囲気で行事が進められていました。開通時には、ある商店街の会長や新宿駅長なども顔をお出しになっていたものの、別途駅の方にお話を伺った所「ご時世」の問題もあって、正式なオープニングセレモニーは実施されないとのことでした。

ただ、これで一帯の工事が終了したわけではなく、改札内の各種設備については「終了時期未定」の工事が続けられる予定です。また、来週には旧西口と旧東口の券売機が新設される形で移動し、27日には西改札と東改札の中央に作られたみどりの窓口が営業をスタートさせ、2カ所あるみどりの窓口は閉鎖されます。また、北側にあったホームへとつながる階段の跡地についても、別途壁にするための工事が行われるとのことです。
東西自由通路
東西自由通路
東西自由通路
東西自由通路
東西自由通路
東西自由通路
東西自由通路
新宿駅が「東西自由通路」の工事に着手へ(日本経済新聞より)
JR東日本:駅構内図(新宿駅)

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