東京都庁の北側に設置された「5Gスマートポール」運用がスタート

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

スマートポール新宿住友ビルの大規模な工事が間もなく終了すると言われていた6月末ごろに、道路を挟んだ向かい側にある都庁の北側にて、数メートルのポールが設置されていますが、この「オブジェ」が先週から運用され始めているようです。

今回設置された「スマートポール」は、西新宿を5G通信のモデル都市にするという計画を立てていた東京都の施策の一つとなっており、今後の大容量通信時代における多様な「実験道具」として扱われていくようです。既にKDDIとソフトバンクが5Gを西新宿でカバーすると発表していますが、今月以降からドコモや楽天モバイルを含む4キャリアが5Gの電波を発出する予定にもなっています。

ただ、先週からスマートポールの利用を始めたのは携帯会社ではなく、電力事業を担う東京電力パワーグリッドで、その後も住友商事やNEC、JTOWER、エムシードゥコーがスマートポールを用いた様々な高速通信の活用を行っていきます。また、設置場所も都庁前だけでなく、新宿NSビルの南側や山手新宿ビル近辺など複数カ所にまたがるようです。なお、現段階ではフリーWi-Fiなどの機能を備え付けていないため、この場所で個人の方が高速通信の恩恵を受けることは無いようです。


西新宿エリアにおけるスマートポールの運用開始|東京都



新宿区西新宿2-8-1

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