新宿4丁目の「町中華」大清軒に行ってきました

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

大清軒新宿4丁目の住宅地にあり、駅から少々離れた場所で営業している「大清軒」へ行ってきました。西友さえ発見できれば隣に佇む小さな中華料理屋さんを見つけられるかと思いますが、大通りから行くことでより迷わずたどり着けるかもしれません。

大清軒
店内は昭和中期の空間をそのまま切り取ったようなスペースですが、繁華街から離れた場所に位置しているということもあり、ランチタイムであっても新宿3丁目にある長野屋よりも静かでした。カウンター席とテーブル席が用意されていて、カウンター席にはヒョウ柄のカバーがかけられていました。家族での経営をされているのか、裏口からフランクな格好で灯油ストーブの燃料を持ってきたり、制服が無いのにどこか似通った服装で接客されていたりと、アットホームな雰囲気も印象的でした。

大清軒
店内のメニューはほぼすべてが1000円以下で楽しめるものとなっています。セットメニューも西新宿1丁目のお店などと比較するとかなりお得で、各種丼ものであればワンコイン、定食類は650円でした。冷やし中華も複数の種類がありますが、こちらは5月から9月までの期間中にしかオーダーできないようです。なお、定休日は月曜日で、1000円以上の注文であれば近辺への出前も可能だそうです。



大清軒
今回注文したのは、600円のとんこつラーメンと、300円の半カレーライスです。メニューをよく見て決めなかったため少々後悔していますが、塩ラーメンであれば前述の650円のセットとして両方を楽しめたようです。どちらもボリューム自体は十分あり、特にラーメンは丼が大きめなこともあって、手違いで1度レンゲを沈めてしまっています。

大清軒
とんこつラーメンから先にいただきましたが、ラーメンの特徴は食べ進めてから感じられるような「仕掛け」になっています。というのも、最初のうちは最初から乗っている紅ショウガの酸味が非常に強く、もやしを食べても麺を食べても、そしてスープを飲んでも必ず紅ショウガが顔を出してきます。当然ながらそれが不味いというわけではなく、むしろ味の良さやコスパを無理に追及していない町中華らしさ(?)を感じられました。

大清軒
丼の中になみなみと注がれたスープはお得感もありましたが、中盤になると具材はおろか麺類も中々顔を出して来ず、「食」という部分では若干苦労します。ただ、提供された時点では熱々の状態になっていなかったので、スープを飲み進めながら食べ進めていくことも容易にできます。

金沢カレーほどではありませんが、カレーライスはやや粘度の高めなルーで、具材には一口大のサイズになったニンジンなどが加えられています。特筆するほど特徴があるわけではありませんが、お店の雰囲気も相まって家庭料理らしさを一層感じられる気がしました。メニュー名には「半」が付けられていますが、ラーメンと一緒に頼むとそれなりの「パンチ力」があるため、特に女性はよほどお腹が空いている時以外は積極的に注文しない方が良いかもしれません。

大清軒
ボリュームも価格帯もお財布にやさしい同店ですが、さすがにクレジットカードには対応しておらず、現金でのみの支払いとなっています。ただ、金町駅周辺の店舗で導入されているポイントカード「Kカード」へのポイント付与は可能だそうです。

大清軒
大清軒 – 京成金町/ラーメン [食べログ]

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