東京都庁の近くを発着していた夜行バスが軽井沢町で転落事故を起こし、事故の規模としては1985年に発生した事故以来のものとなったスキーツアーバスの事故ですが、21日には一連の事故を受けて、国土交通省の職員らが停車しているバスに抜き打ちでチェックを行っていました。
対象となったのは新宿駅や西新宿などで待機しているツアーバスで、6台のバスに対して監査を実施した所、5台のバスが道路運送法に違反していましたが、違反している箇所は8件あったそうで、1台につき2件以上の違反が見つけられているようです。具体的には今回の事故の引き金にもなった労働の根本的な部分である休憩に関するものから、運転手名の名前が車内に表示されていないといった専門的な部分などが記事では上げられています。
ニュース番組などでは国土交通省と背中に書かれたジャンパー(?)を着用した人物数名が、事故を起こした車両に近い発着所でもある、NSビルの向かい側に停車していたバスの中に入り、何かしらの作業を行っている姿が収められていました。また、その様子を撮影するために、報道陣がバスの乗降口で待機しているという不思議な光景も広がっていたようです。
・国交省がツアーバスを抜き打ち監査 新宿で :日本経済新聞
・スキーバス事故、死亡14人に…27人が重軽傷 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)