一昨日、 新宿駅周辺の複数の会場にて新宿芸術天国が開催され、昨年と同様に吉本興業のお笑い芸人さんから百貨店の社長に至るまで、多くの方々がベントに参加されました。
今年は日曜日の開催ではなかったため、新宿通りは歩行者天国になりませんでした。その影響もあってか、昨年と比較すると多少お客さんの姿が少なく見えました。ただ、規模自体は昨年とほぼ変わらないようで、今年オープンしたSuicaのペンギン広場でも、多くのお客さんが駆けつけていました。
新宿ステーションスクエアではトークショーからダンスまで様々な催しが開かれていました。ただ、「あるある探検隊」のネタで一世を風靡したレギュラーさんなどがいらっしゃったものの、外国人観光客の方にとっては「言葉の壁」などがあったせいか、あまり反応がよくありませんでした。反対に日本特有の文化である阿波踊りなどが披露された際には、英語の他にスペイン語と思しき言語を使う観光客の方も足を止め、一眼レフで撮影したり、スマホでセルフィーをしたりしていました。
昨年までモア4番街などでも行われていたファッションショーは、今回は全てSuicaのペンギン広場で開催され、高島屋のすぐ近くでルミネや伊勢丹などとコラボしたファッションショーが開かれました。チャラン・ポ・ランタンさんのライブでは、愛の賛歌を歌っている最中にスタッフさんを無理やり登壇させるなどのパフォーマンスも行われ、笑いも起きる音楽ライブとなりました。
今年のイベントでは、昨年の乃木坂のようなシークレットゲストは出てきませんでした。ただ、山本寛斎さんが行ったイベントでは、伊勢丹の店員さん、くまモンが出演した他、新宿駅の駅長、新宿区長、新宿2丁目でお店を開いているトランスジェンダーの方などが奇抜な衣装に身を包んでいました。今回のイベントでは「グランドフィナーレらしい催し」は行われませんでしたが、山本寛斎さんのイベントはフィナーレにふさわしい大きな盛り上がりを見せました。来年以降に今回のイベントがどのように開催されるかはわかりませんが、これまでとはまた違った形での新宿芸術天国が行われることになるかもしれません。
・新宿芸術天国2016 | 一般社団法人新宿観光振興協会