2月12日に、東京都が新宿三井ビルを「優良特定地球温暖化対策事業所」の中にある「準トップレベル事業所」というものに認定したことを発表しました。一昨年から行われているこの認定では、今年は合計16のビルが認定されましたが、新宿からは新宿三井ビルのみが唯一の認定対象となっています。ちなみに、昨年は淀橋給水所が「区分2」のトップレベル事業所に認定されています。
この優良特定地球温暖化対策事業所は地球温暖化対策に力を入れているオフィスビル等を対象に認定しているもので、新宿三井ビルは「ビルエネルギーマネージメントシステム」を導入したり、空調設備を取り替えるなどして省エネルギー化を図り、二酸化炭素の排出量を抑えたことなどが評価されたそうです。なお、今回は同じ三井不動産のビルから日本に初めて誕生した高層ビルと言われる霞が関ビルも認定されております。
これによって、三井不動産の所有するビルは10棟が優良特定地球温暖化対策事業所として認定された事になります。先日は東京都庁が新宿地域冷暖房センターからの電力供給を受けるようになったりと、西新宿の各高層ビルでもエコ活動が以前よりも活発化しているような印象がありますが、今後もこのような動きは様々なビル・企業で進められていくのかもしれません。
・「霞が関ビルディング・東京倶楽部ビルディング」・「新宿三井ビルディング」
東京都環境確保条例 準トップレベル事業所に認定
・総量削減義務と排出量取引制度
16件の優良特定地球温暖化対策事業所を新たに認定