新宿地域冷暖房センターが東京都庁への電力供給をスタート

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

先月から新宿パークタワーの正面玄関前で発電関係の工事が行われておりましたが、この工事が無事に終了し、一昨日の25日より新宿地域冷暖房センターの電力が東京都庁にも供給されるようになりました。

この電力供給の背景には「電力供給の多元化」によって東京都庁の機能を停止させることなく、災害時の対応などもできるようにすることと、「地域自立・分散型エネルギー確保の先進的取組」という2つの目的が掲げられております。最大で供給される電力は3000キロワットとなっており、200世帯が1日で使用する電力とおおよそ同じぐらいの量が供給される事になっています。

また、東京都の報道発表資料には、この電力供給のスタートによって年間800万円の電力削減ができるのではないかという計算も出されています。今回の電力供給によって東京都庁へ初めて東京電力以外の電気が供給されることになりましたが、猪瀬都知事は公約に電力改革を掲げており、港区にある都立中央図書館の電力も東京電力以外の所と契約する予定である事を明かしています。今後は新宿区内の公共施設だけでなく、東京都の各地にあるとの施設でも「脱東電」の動きが強まっていくかもしれません。



・東京都が新電力事業者とも契約…猪瀬知事表明 – 読売新聞

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