昨年行われた区議会議員選挙では公明党が第一党となり、民主党の議席数が共産党よりも減ってしまうなど、衆議院や参議院とは全く違う姿を見せる事になりましたが、議会で唯一みんなの党の議員として職務にあたっている沖智美議員が住んだ事のない住所を届け出た上で立候補していた事が判明したそうです。
元々は世田谷区内のマンションに住んでいた沖智美議員は、立候補の前に元区議会議員の住所に住民登録を行ったものの「大家の都合」で住む事ができなくなり、沖議員の友人宅で生活。2月には別のマンションへ引っ越しを行いましたが住民票は元区議会議員のまま活動を行っていたとのことです。公職選挙法では3カ月以上住んでいるという居住実態が必要ですが、要件は満たしていると主張しており、選挙管理委員会側も「実際に住んでいるかを確認することは難しい」と述べています。
沖議員は京都府出身で、高校まで京都で過ごした後に上京してOLになり、みんなの党の渡辺喜美代表の演説がきっかけで政治家に転向、区長選で都職員を辞めたばかりの中山弘子区長と戦ったことがある漆原順一元区議会議員からの指導を受けたり、党内部の新宿区議会支部長に就任するなどした後に立候補、全体で3位、女性の立候補者の中では1位の得票数で当選を果たしています。
・沖智美・新宿区議、居住歴ない住所で立候補