2年前から新宿センタービル内に本社を構え、スタンダード市場への実施を行っている建設関連企業の創建エースが、9月19日で上場を廃止することになりました。
元々同社は50年以上前に大阪で誕生した企業だったのですが、近年はクレアホールディングスや中小企業ホールディングスと言った社名への変更を実施し、創建エースに社名が変わるタイミングで同ビルへの移転を行っていました。新型コロナ流行時にマスク関連銘柄として1度だけ3ケタ台にタッチした事があったものの、10年以上にわたって原則1株100円未満の状態が続き、さらに今回「有価証券報告書等に虚偽記載を行った場合に該当すると認められる相当の事由」を東証からかけられ、その疑惑を払拭できなかったことで、アルデプロと同じく悪い意味での上場廃止という形になったようです。
かつて6000円台を付けていたという記録がある同社の株は、今後「気軽に」取引することができなくなり、資金力を持った方による強制買取などを含めた一定レベルの制限がある状況下でしか、売買が不可能になります。なお、同社の公式サイトでは社長からのコメントとして30円程度の株価を大化けさせると書かれていますが、本日の終値は前日比で2円安の3円まで下落しており、現状メリット皆無ではあるものの、うまい棒2本分の代金で株主になる事が出来るようです。
・創建エース
・上場廃止等の決定:(株)創建エース | 日本取引所グループ
・【創建エース】[1757]株価/株式 日経会社情報DIGITAL | 日経電子版