来週から地下通路の一部が封鎖され、さらに利用可能なスペースが狭まる事になっている小田急百貨店旧本館のエリアですが、新たに誕生するビルでの運営方針などについて、小田急電鉄の社長が日本経済新聞に説明を行っています。
2029年度に完成することを目標にし、現在は東急不動産と東京メトロなども主な事業者として名を連ねている再開発ではあるものの、鈴木滋社長はインタビューの中で「小田急グループ全体で100億円の利益を目指したい」と回答されています。計画を達成するための具体的な内訳などについては伏せられていますが、百貨店事業のような小売業はもちろん、箱根そばのような飲食業、清掃業務などを請け負う小田急ビルサービスなどもグループ企業にあたるため、それらを含めた形で年間100億円の営業利益を目指すことになるようです。
先月発表された決算では、年間の営業利益が前年比でほぼ2倍にあたる約507億円を記録していますが、同ビルの完成によって「最も大きい桁」の数字を変えるほどのインパクトを期待されているようです。なお、鈴木社長へのインタビューでは、今の時期に工事を始めた理由などにも触れています。
・小田急電鉄の鈴木滋社長、新宿駅西口再開発「利益100億円目指す」 – 日本経済新聞
・【小田急電鉄】[9007]決算発表や業務・財務情報 | 日経電子版