新宿シアターモリエールでは、今後の運営方法などに関するお知らせを27日に公式サイトにて発表しており、ワクチンが開発されるまでの間は無観客での講演か、貸切稽古のどちらかに限定した運営をしていくと説明しています。
これまでに70人以上の感染が確認されている人狼イベントを行っていた同施設ですが、イベントの主催者側が出待ちの観客がいたことなどが明らかになっており、劇場側などの感染対策が無意味になってしまうような「言動」が明らかになっています。また、この感染を受けてマセキ芸能社が行う予定だったイベントなど、人狼イベント後の公演が全て中止に追い込まれています。
新宿シアターモリエール側は、クラウドファンディングによる支援金を募る企画にも参加されていましたが、同日をもってこの企画から撤退することも説明しています。ワクチンの開発をめぐっては、各国のバイオ企業などが相次いで臨床試験にこぎつけるなどの成果を見せていますが、実用化については来年からとする意見が現状では目立っており、最悪の場合新宿モリエールでの観客を入れた公演は、今年いっぱい行われない可能性もあります。
・新宿シアターモリエール 公式サイト
・事実経緯報告書
令和2年7月27日
株式会社ライズコミュニケーション – PDF
・ワクチン「ことしの終わりか来年はじめに完成」米の専門家 | NHKニュース
・新型コロナ:コロナワクチン、先頭集団は5品目 最後の臨床試験入り (写真=AP) :日本経済新聞