一時期はダンボールで作られた家で一帯が覆われていた新宿中央公園の芝生広場ですが、近年はホームレスの方に対する支援が増えたことなどもあり、名前のとおりに芝生が生い茂っている場所へと変化し、お花見スポットの1つとしても活躍するようになりました。今日は芝生広場にてTOKYO CATCH BALL CLUBというイベントが開催され、小さいお子さんから大人まで、多くの人がキャッチボールを楽しみました。
このイベントはクラウドファンディングサイトで資金募集が行なわれており、締め切りの1週間前まで目標金額には到達していなかったものの、結果的には目標の104%にあたる1568050円を集めることが出来ました。スポンサー企業と思われるロゴが幾つも並べられている中、ステージ近くに立てかけられた看板には、寄付した方に対する感謝のメッセージと名前が書かれていました。
会場周辺には軽食のほか、企画に賛同したという著名人の方のサイン付きボールが多数展示されており、巨人の高橋由伸選手、楽天イーグルスで監督を務めた野村克也さんといった野球に関連した人物だけでなく、お笑い芸人などで活躍する久本雅美さん、イベントと同じ日にTBSで放送された映画「図書館戦争」で主要キャラクターを演じた岡田准一さんなどのボールが展示されていました。
イベントの開会式では古田敦也さんのオープニングトークなどが行なわれる予定でしたが、古田さんは数日前に椎間板ヘルニアの手術を受けたため、出席ができなくなったとのアナウンスが事前に行なわれました。しかしながら、イベントを主催した志友会の代表理事である中島晋哉さんによる「志友会について3時間ほど語ろうかと思います」「スタッフは社長をしている人なので、お金や女性に関する相談も出来ます」といった、代表あいさつらしからぬフランクな内容で、場をなごませていました。
イベント会場には娘を連れた母親と思われる女性や、ヤクルトスワローズのユニフォームを着た男性の姿などもあり、隣で開催されていた東京舞祭の出演者と思われる派手派手しい衣装の子供も、ミットを手にはめてキャッチボールを行っていました。また、BGMには時折ZEEBRAさんのものと思われる楽曲や、英語圏のレゲエ音楽といった、野球とは若干遠目のジャンルの選曲が行なわれていましたが、イベント開始後は「お昼の公園らしい音楽」が流れていました。
・TOKYO CATCH BALL CLUB ウェブサイト
・一般社団法人 志友会