約10年にわたって工事が続けられてきた新宿駅新南口のビルの詳細な情報がまとめられ、JR東日本からプレスリリースが配信されました。
JR新宿駅新南口ビルと名付けられていた同ビルは「JR新宿ミライナタワー」という名前になるそうで、高速バスターミナルやタクシー乗り場などが立体構造となった道路に作られるという従来からの計画の他に、2000平方メートルもの広場が作られ、イベント会場として使用される予定もあるそうです。ビルとは切り離された(新宿ミライナタワーと比較すると)小さな建物には保育園やカフェが用意されるとのことです。
ちょっとした巨大迷路のような状態になっている新宿駅新南口とサザンテラス口もきちんと整備されますが、新しく東側に改札が作られることも発表されています。新宿駅東南口をそのまま南に持ってきたような形になるものの、同改札から出ると新宿ミライナタワーのオフィスエントランスにほぼ直通となり、タカシマヤタイムズスクエアへのアクセスもスムーズになります。これまでタイムズスクエアへ最も早くたどり着くための役割を担っていた新南口は、前述の広場や他フロアへ向かうための新たな役割を与えられます。
また、新宿駅南口に大々的に展開しているルミネが新しく誕生します。4施設目になる今度のルミネは「LUMINE 0」と名付けられており、こちらはファッションなどを扱う複合施設としてではなく、ホールとスタジオを併設したライブ会場のようなものになっています。商業施設については新宿ミライナタワーの1階から4階までに入居する予定です。
開業自体も前々からの発表通り、来年の春が予定されています。これまで乗降車数世界1位を誇ってきた新宿駅の利用者が、来春以降はより増えていきそうです。
・新宿駅が生まれ変わります
~新たなランドマークとなる複合施設が誕生します~