保険の見直しサービスなどを提案しているほけんの窓口は新宿には合計で3店舗が営業していますが、先月の15日にこのうちの2店舗に金融庁の検査が入っていたそうです。
これは、同社の創業者である今野則夫氏に脱税疑惑がかけられていることだけではなく、中立な立場で保険のプランの見直しを行うと謳いながら今野氏が過去に勤めていたソニー生命への「プッシュ」が多いからということも、検査の理由になっているそうです。過去には、系列企業を合わせるとソニー生命が支払った手数料の3割以上をほけんの窓口がもらっているという時期もあったそうで、多くの契約を結んだことによるボーナスを含めると、ほけんの窓口に支払う手数料が高額になるということが、金融庁から問題視されているとのことです。
検査が行われたのは新宿センタービル店と新宿東口店の2店舗で、他にも同日には渋谷区のヒカリエにある本社に2度目の検査が行われています。13日には愛媛県今治市にある今野氏の親族が経営するフランチャイズ店や松山市と札幌市にあるソニー生命にも検査が入り、「不公平な中立」について調べを受けていたようです。今の所今野氏が逮捕されたり、ほけんの窓口グループに何かしらのペナルティが課せられるといったニュースは報道されていませんが、もしかしたら今後何かしらの動きが出てくるのかもしれません。