コクーンタワー内にある医療系専門学校の「首都医校」で、職員の1人が存在しない生徒を作りだし、奨学金約1100万円をだまし取っていたことが判明しました。この職員は事件発覚後に懲戒解雇され、学園側は刑事告訴を行うともしています。
元職員は奨学金関連の申請作業などを代行しているモード学園に架空の学生2人の奨学金関連書類を提出し、保有している2つの口座にお金を振り込ませていたそうです。だまし取っていた期間は3年9カ月にも及び、モード学園と日本学生支援機構は長い間騙され続けていた事になります。そして先月、卒業が近くなった「架空の学生」に奨学金返済の資料を配布しようとした時に、初めて学生が存在していない事に気付いたようです。
内部調査に対して職員はしらを切っていたようですが、現在は連絡が取れなくなっているそうです。なお、だまし取られたお金については学校が全額返済しており、事件が起きた事については管理体制の不備だとして、今後チェック体制を強化していくと述べています。
・奨学金1100万円を詐取 モード学園首都医校元職員
・架空学生でっち上げ 奨学金1100万円を不正受給 専門学校元職員