新宿区が「ガイガーカウンター」の無料貸し出しをスタート

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

福島第一原子力発電所の事故が起きて以降、NHKの天気予報などでは同時に放射線の量などが報じられる機会が増え、放射線というものがより身近な存在になりましたが、自らの生命・寿命に関わるものなので、情報に対して危機感を持ちながら生活されている方もいらっしゃると思います。そんな中、新宿区では空間放射線量測定器を区民に対して1日だけ貸し出すというサービスを9月1日よりスタートさせています。

この放射線測定器は「シンチレーションサーベイメータ」という国などの公的機関が主に利用しているもので、新宿区には1日2台の貸し出しが行われるそうです。測定場所は新宿区内が対象で、貸し出しの対象となる人も新宿区に住所がある人限定となっております。また、時間にも制限があり、午前8時30分から午後5時までの約10時間がレンタルできる時間だそうです。予約そのものが1日だけしかできず、また、複数日にまたがってのレンタルは行っていないそうです。

新宿区の放射線の量は、3月に一時期上昇していたものの、今は平年並みかそれ以下で収まることが多く、健康面での不安は全くないそうなのですが、個人で測定された方の情報の中には、計測する「高さ」によって放射線量が変わるため、この情報が信頼できないとする説を唱える方もいらっしゃるそうです。なので、情報にいまいち信頼が置けない方などは、自分の手で現在の数値が知りたいという方などは、こちらの機械を使って、自らの目で放射線量の情報をチェックしてみるのもいいのではないでしょうか。



空間放射線量測定器の貸出

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