2019年に「旗艦店」が閉店した後、昨年の4月からアダストリア傘下のブランドとして再び新宿での営業を始めたフォーエバー21が、開店から1年半のタイミングとなる9月7日で閉店することになったようです。
ファストファッションのブランドを代表するような立ち位置にあったフォーエバー21は、2019年に米国法人の破産という形で日本から姿を消しましたが、今回はブランドの権利(?)を日本企業が活用する形で再進出を行い、大阪に1号店を出店していました。ルミネエストの店舗では90%以上の商品が女性向けだったものの、パラッパラッパーなどを始めとした現在の30代に刺さるようなコラボ商品を取り扱っていたこともあってか、男性が1人で店内にいる様子も見かけることがありました。今年の2月にはフォーエバー21の米国法人が再び破産申請を行っているのですが、前述の通り直営店の形式を取っておらず、少なくとも当時は店舗運営への影響は全くないようでした。
現在は店内の全商品を最低10%割り引く「THANK YOUセール」を実施しており、最大で60%引きの商品も展開されていますが、ルミネエストの公式サイトとブランドの公式SNSでは閉店についての告知は行われておらず、現地でもレジ前部分でのみ閉店についての案内を実施しているようでした。なお、フォーエバー21にとっては2度目の「新宿撤退」になるのですが、既に都内の店舗はルミネエストしか残っておらず、残りはららぽーとTOKYO-BAYと相鉄ジョイナスの中で営業している2店舗のみでの展開になります。
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