かねてからインバウンドに特化した店舗としての案内を行っており、既存店の拡張というような形式での出店を発表していたドン・キホーテ新宿東南口別館店が、4階建ての新店舗としてオープンいたしました。
一部報道でも取り上げられている通り、店内の天井部分には提灯や神輿などのオブジェが並ぶなど、外国人観光客の方々を意識したような構成になっています。しかし、各売り場で「日本語メイン」のポップが記載されているのを始め、特に1階部分では焼き芋の販売コーナーを設置したり、弁当やおにぎりなどといった日販品などを並べていたりと、通常のドン・キホーテと何も変わらないような構成になっていました。インバウンド特化型の売り場と言えるようなコーナーもはっきりとは存在しておらず、LAOX Grand Stageの主力商品とも言える観光客向け商品などは、最も床面積の少ない4階に集中しているようでした。
商品の並べ方などに工夫を施している部分もあるとのことでしたが、こちらに関しても新宿東南口店と特段違いがあるようには見えず、むしろオープニングキャンペーンを含む各種値引きセールに関しては日本語での表記しか見当たらなかったため、「日本在住者の日本人」が何気なく利用しても全く違和感のない構成になっていました。一方、レジが1階と4階にしかないという点のみ、唯一注意が必要なようにも見えるのですが、逆にこちらに関する案内などは外国語などでも書かれていませんでした。
ちなみに、Togetterが本日配信した記事で「センター街と新宿のコンビニが外国人によって無法地帯になっている」という言説が拡散されていましたが、より外国人の方々を集めるようにした同店でトラブルが起きている様子は一切なく、シネシティ広場前などを含む周辺のコンビニでも「いつもの光景」が広がっていました。そもそもセンター街周辺で閉店する予定のコンビニが存在せず、発信源になった方自体が陰謀論に弱い傾向のポストをされているため、根本的な勘違いや何かしらの意図を持った上での情報発信をしている可能性があります。
渋谷や新宿のコンビニが無法地帯の状態になっていて深夜営業はやめたほうがいいのではという意見「夜勤はほんとに怖い」 https://t.co/UYCY8SuCLn.
— Togetter(トゥギャッター) (@togetter_jp) June 13, 2025
・新宿東南口別館の店舗情報・WEBチラシ|驚安の殿堂 ドン・キホーテ