虫歯の治療での処置によって女性が死亡したとみられる事件で、新宿アイランドタワー内で運営されていたエトー歯科の元院長らが昨日書類送検されました。
事件自体は2019年11月に起きたものだそうで、2人には鎮静剤を投与した後に57歳の女性が死亡したことによって、業務上過失致死の疑いがかかっています。調べに対して元院長は容疑を認める供述をされているそうですが、歯科医師の人物は「やるべきことはやった」などと発言しているそうで、2人の間で認否が分かれているようです。新宿アイランドタワーの入居テナントを巡っては、過去に新宿アイランドタワークリニックを運営していた法人の創業者らが脱税で捕まったり、花粉を分解するマスクと銘打った商品で入居企業が消費者庁から罰則を受けたりしてきましたが、再び医療系の施設による「問題」が発生してしまいました。
ちょうど1年前ぐらいまで同院があったテナントでは、遅くとも昨年の11月までは閉院の告知が掲示されたままになっており、新宿アイランドタワーの開業年でもある1995年から営業を行っていたことなどを記しつつ、「諸般の事情」で閉院すると書かれていたのですが、その諸般の事情は今回の件も少なからず影響を与えていたかもしれません。
・歯科医院で患者死亡 元院長ら2人書類送検 業務上過失致死疑い | NHK | 東京都