これまで新宿区では、主に歌舞伎町や高田馬場方面で「中国人コミュニティ」を形成するケースがありましたが、日中の文化交流を行う施設というテーマを持った百年留学生記念館が、新宿アイランドパティオ内にて本日誕生いたしました。
大戸屋が閉店してから長年空きテナントの状態が続き、アイランドパティオ広場周辺で唯一の空きテナントでもあった場所に、同施設は設置されています。ぱっと見た感じでは妙に広いスペースを取った文房具店のような見た目だったのですが、奥側のスペースには何かしらの展示スペースを用意しており、かつて日本にやってきた中国人留学生の生い立ちなどを、日本語で記しているようでした。
事実上の発起団体とみられる一般社団法人は、ラ・トゥール新宿内の「どこか」が連絡先になっているそうですが、施設の運営は昨年の11月に設立された施設と同名の株式会社が手掛けています。また、公式サイト自体は9月からオープンしていたようで、テナント内がもぬけの殻状態だった頃から準備を行っていたようです。なお、現在は展覧会の第1弾として、日中戦争で捕まえた「日本人の戦犯」の死刑を全て免除するなどし、後に初代の中国首相になった周恩来さんにまつわる展示を実施しているそうです。
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