ここ最近は著名人を騙った投資詐欺、手軽に稼げるといったワードで誘い込む闇バイトなどが問題視されがちですが、何年も前からSNSなどにはびこる「偽情報の商品」に関する広告の中に、新宿のビックカメラと関連付けたものがYouTubeで配信されています。
内容自体はAI音声で電動髭剃りを紹介するもので、「元ネタ」になったと思われる製品はパナソニックのラムダッシュシリーズから発売されていますが、この商品は東京大学とマツシタが共同で開発したという案内を行っています。また、ビックカメラ新宿区分店が閉店したことにより、在庫一掃セールを実施しているとも語っていますが、ビックカメラはこれまでにそのような名前の店舗を出店しておらず、現在開催されているユニクロ新宿本店の開店に関連したビックカメラ各店のセールでも、YouTubeで宣伝されている商品は売られていません。
「これは誇張ではありません」というナレーションなども入っているものの、動画内では明らかに剃っていない部分の毛まで消えていたり、グラスの中に入れた水と果物がジュースの様に混ざり合うようになったりと、全体的に不自然な部分だらけの動画になっていました。なお、動画タイトルは「ドイツから輸入されたシェーバー」というニュアンスですが、Googleの画像検索などを使用してみても、ドイツ製のシェーバーと題した商品で動画と同じものと思われる商品は見当たりませんでした。
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