大成建設などが手掛けた「小田急百貨店の旧本館解体」約1年の密着取材を実施(NHKより)

新宿駅西口地区開発計画
昨日NHKで放送された「解体キングダム」にて、小田急百貨店新宿店の旧本館が解体される際の様子が放送され、番組内で「ナベブタ作戦」として紹介された大成建設のテコレップLightシステム、解体工事中の建物内などが紹介されました。

番組では2023年4月13日から今年の3月15日まで撮影を行い、百貨店の面影や建物の構造を残しながら取り壊されていく姿を取材しています。今回の解体方法は、過去に旧グランドプリンスホテル赤坂の解体工事で採用されたことで注目を浴び、建設通信新聞などでも手法の紹介が行われていましたが、今回は「天井を下げる瞬間」そのものを収めるなどしており、天井が数cmずつ下がっていく姿を収めています。この手法を取ることで、騒音問題の解決やクレーンを用いた作業の効率化、さらには粉塵を約90%抑える効果なども発揮したとのことです。

その他にも、毎日解体工事のために約300人が働いていること、新築工事で行うような防水加工を特定のフロア全体に実施した理由、解体工事中に起きたトラブル、昨年末に現場で行われた「行事」などが紹介され、一般の方が簡単に伺い知る事の出来ない光景を記録として残しています。番組は4月5日の23時12分まで、NHKプラスで見逃し配信を行っています。なお、番組内では地上の解体工事が終了したと説明されていますが、地下部分を含む全体の解体工事は、今後も続くことになっています。



新宿駅の真上!巨大百貨店を解体せよ – 解体キングダム – NHK
【動画ニュース】旧小田急百貨店新宿店本館の解体現場特集 | 建設通信新聞Digital
静かに消えた「赤プリ」 高さ140mの超高層を美しく解体 – 日本経済新聞

広告