1972年6月20日に開店し、西新宿6丁目の南エリアで先週まで営業していた砂々良が、4月8日に閉店いたしました。
今年で50周年を迎えていた同店ですが、Twitterでは「お酒と料理の談話室」というテーマを持った店舗として宣伝などを行っていて、LINEの公式アカウントを作るなど、オンライン上での活動も比較的活発に行っている店舗でした。新型コロナ流行後も営業時間の縮小などを行いつつ「障壁」を乗り切っていましたが、店主の方が80歳ということもあり、体調面における不可抗力的な理由での店じまいになったようです。
昨年には同じく家族経営形式で営業をしてきた服部商事でも健康の事情による業態の一部変更が行われており、各高層マンションなどが林立する中でも営業を続けてきた古くからの店舗が、少しずつ姿を消したり、別の形に変わったりするケースが相次ぐ形になりました。ちなみに、同店が営業していた第一丸善ビルは1971年に誕生した建物で、ビルの稼働開始から1年足らずで営業を始めた店舗でもありました。
五十年間ありがとうございました。
2005年、富美子ママ(奥様)が亡くなった時に閉店を考えたのですが、お客様の励ましで更に18年続けることができました。
突然のお知らせでしたが、たくさんのお客様が顔を見せてくださり、嬉しかったです。ママの着物で、ママの代わりに御礼申し上げます。(まり) pic.twitter.com/5ZOTkBEGe5
— 砂々良(ささら)お酒と料理の談話室●閉店しました (@sasara620) April 7, 2023