新宿区のオフィス平均空室率 2015年1月以来の5%台に

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

西新宿6丁目新宿区内のオフィス空室率が昨年11月に4%を上回りましたが、今月発表されたオフィス空室率では、5%を超えたことが判明しました。

東京都の5区全体では空室率が5.24%となっているのに対し、新宿区だけで見ると5.02%ということで、平均を下げる役割を担っております。しかし、中央区の4.6%、千代田区の3.85%と比較するとやはり高い傾向にあり、また一方では港区の6.88%が平均を大きく上昇させる要因の1つになっているため、時期によっては新宿区も平均値を押し上げる要因になってしまうかもしれません。賃料自体も他のエリアと横並びで下落傾向が続いており2020年12月には一つの区切りとなる、一坪あたり2万円を下回っています。

オフィス空室率の平均が5%を上回ったのは2015年1月の5.03%以来で 当時は2015年12月に4%台を下回るなど、新型コロナウイルスが流行する前まで続いた「好調期」の流れを受け継いでいました。緊急事態宣言の延長や解除を巡っては様々な情報が飛び交っていますが、感染者の大幅な減少、もしくは「ウィズコロナ」というワードから来る抜本的な意識改革などを行わない限りは、こちらの数値も改善しないかもしれません。


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