GoToトラベル事業が一時停止になったり、大阪府や広島県などで独自の感染防止策が発令されたりと、ワクチンに関する協議などが大詰めを迎えていてもいまだに収束の兆しが見えない新型コロナウィルスですが、新宿警察署では留置所内で集団感染が起きており、これまでに20人以上の感染が判明しています。
新型コロナに関する疑いが起きたのは今月の3日で、同じ部屋に勾留されていた3人が発熱などの症状を訴え、PCR検査を行ったことで新型コロナに感染していることが明らかになったとのことです。その後、別の部屋にいた勾留者にも検査を実施したところ、10日までの間に12人の感染が確認され、集団感染であることが判明したとのことです。
一部の職員の方に対しては自宅待機が命じられるなどの措置も取られていましたが、これまでの間に署員として働いている5人の方が感染していることも判明しました。そのため、当初は13人と報じられていた感染者数は、新宿警察署だけで23人まで増えています。新宿警察署では6月にも勾留した人物の感染が判明していて、少なくとも感染経路が判明している物に関しては、今回が2度目の感染者判明となります。