日本ビルファンド投資法人 2021年に新宿三井ビルディングを取得へ

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

新宿三井ビルJ-REITの時価総額でトップ争いを続けている日本ビルファンド投資法人が、新宿三井ビルディングの取得を発表し、2021年をめどに三井不動産の手を離れることになりました。

新宿三井ビルの取得は、同時に発表されたグラントウキョウサウスタワーの一部を取得する契約とは違い、ビルを丸ごと投資法人が取得するという一般的なイメージの(?)方法が採用されました。取得金額は固定資産税などの諸経費を除いて1700億円だそうで、同ビルを建設するためにかかった総工費の約7倍に匹敵する金額となります。既に日本ビルファンドのポートフォリオには新宿三井ビルの名前があり、ポートフォリオ全体の1割以上を占める「大型投資」となりました。

西新宿のオフィス街にある超高層ビルという安定した収益を見込める物件ではあるものの、この発表時には一般的な企業における増資も発表しているため、購入金額は下落を続けていました。なお、日本ビルファンド投資法人は西新宿三井ビルディングも取得していますが、こちらは数年おきに不動産の一部を取得する形式を採用しており、昨年時点でビル全体の86%以上を所有しています。


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