東京都内の新型コロナウイルス感染者数 6月14日時点で新宿区が初の「ワースト」に

※こちらの記事は1年以上前に配信されたものです。

東京都庁東京都では、4月1日より新型コロナウイルスの市区町村別の感染者数などを1日ごとに更新しており、どの地区で感染者が多いのかなどが分かるよう情報提供を行っています。本日更新された情報によると、新宿区内での感染者数は、6月14日時点の累計値で511人となり、市区町村別では最悪の感染者数となりました。

公表初日となった4月1日に発表された情報では、区内の感染者数は3月31日時点で22人となっており、最多人数である世田谷区の44人の1/2となっていました。また、港区や杉並区、品川区では新宿区を超える感染者を記録し、西新宿と密に隣接している渋谷区や中野区と比較しても、数人多い程度でした。 しかし4月9日から4月10日にかけて、判明した感染者数が99人から133人に増加するなど、区内の感染者数が一気に感染者数が増えるケースもしばしば発生し、公表開始から最多感染者数の状態だった世田谷区を、追い抜く形になりました。

西新宿での感染もこれまでに何度か報告されているものの、 4月頃には信濃町にある慶應義塾大学病院での集団感染が週刊文春などで取り上げられていた他、ここ数日間は歌舞伎町での集団検査が、東京都全体の感染者数も伸ばす形になっているようです。最近は区長の吉住健一氏が、様々なテレビ番組などに出演し、各種対策や現状を語るなどする一方、 いわゆるネットカフェ難民の方々などを追い出すような対応を取ってしまうなど、区の対応も色々な形で注目されています。



新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第486報)  東京都福祉保健局
「感染させない努力を文化に」集団感染リスク抱える“夜の街”、新宿・歌舞伎町対策を吉住健一区長に聞く | ABEMA TIMES
「許されない行為」慶応病院 研修医「お疲れ様会」でクラスター発生を謝罪 | 文春オンライン
新宿区、期限前にネットカフェ難民をホテル退出させる:東京新聞 TOKYO Web

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