新宿駅周辺でチェーン展開をしているラーメン屋さんの1つでもある、博多天神の新宿東口駅前店に行ってきました。
同店は新宿東口駅前と書かれているものの、場所は歌舞伎町に面した新宿3丁目の北端で、新宿通り沿いの小さなお店です。座席数は30席から40席程度で、そのうちの半分くらいをカウンター席が占めているようです。
風龍とは違い、大衆店のような雰囲気でありながら替え玉は有料で提供されています。が、お店の前に置かれているチラシを店員さんに見せることで、1杯分が無料になるとのことです。
意識的になのかは分かりませんが、店内は博多にある屋台の面影を感じる内装が施されており、豚骨っぽい臭いが充満しています。また、常に調理を行なっている年配の店員の方は、なぜか「2名様どうぞ」「1名様どうぞ」と、10秒おきに繰り返し発言しているのも印象に残りました。どうやら店外を行き交う人を見て、店内への誘導のために行なっているようですが、この言葉を聞いて入店する人は0人で、10分ほど店内にいると、その声が若干うるさく感じるようになってきます。
今回は650円のキムチラーメンを注文してみました。キムチが入っているのかと思ったのですが、残念ながら別容器で出されるだけで、ラーメン自体がキムチ味といった物ではありませんでした。添え物としてなのか、トッピングとしてなのかは分かりませんが、少なくとも味は吉野家などで販売されているキムチと同じか、それよりも下の「ランク」で、チャーシューなどを別途注文すればよかったと後悔してしまいました。元々が安価ということもあってか、とんこつラーメン自体も特段美味しいわけでもなく、カップ麺を丁寧に作ったらこれくらいになるのではないか、と思うようなレベルでした。
空調設備なども備わっていないので、同じチェーン店の中でも、新宿東口駅前店でラーメンを頼むメリットがほとんど感じられなかったのですが、例えば外国人観光客の方が「間違った日本像」をドラマやアニメなどで見た時に、このお店に入りたくなるような気持ちが湧いてくるのかもしれません。ただ、時間帯によっては排気ガスを大量に放出する工事用の車が通ることもあるようで、今回食事をしている最中に通った車は思いっきりディーゼル車特有の臭いを残していったので、このタイプの排気ガスに「慣れている」都民でも気分よく食事をするには難しい環境でした。
今後博多天神を利用する場合は、静かな西新宿7丁目の店舗でラーメンの単品だけを注文し、黙々と食べようと思います。
博多天神 新宿東口店 (ラーメン / 新宿三丁目駅、新宿御苑前駅、新宿駅)
夜総合点★☆☆☆☆ 1.5