先日発表された小田急線の新ダイヤでは、長らく続けられていた複々線化の工事をフルに活用する形でのダイヤ改正が行われていますが、主な始発駅でもある新宿駅もまた、新しいダイヤによって「行けなかった駅」などに到着できるようになります。
複々線によって時間短縮が出来たことを売りに出している部分もあり、例えば登戸駅までは最大9分、町田駅までは最大で12分、小田急多摩センター駅までは最大14分ほど短縮できるとのことです。また、朝の新宿駅方面に向かうロマンスカーについて、モーニングウェイ号などに改名されることも告知されており、ダイヤ関係でない変更点も散見されます。新たな電車の導入関係では、多摩線から新宿駅への直通で、急行系の列車が13本新設される事も発表されています。
新宿駅へ向かう列車だけでなく、新宿駅から発車する列車についても変更点があり、終電の繰り下げ時間が最大30分以上伸びるとのことです。一見すると列車の運転本数が増えただけにも見えるのですが、一方で運転本数が削減される列車もあるようで、例えば平日の朝の時間帯に走る新宿駅から代々木上原間の各駅列車などが削減されることになります。今回の一連の刷新計画では、新宿駅近くの「やや開かずの踏切」に手が加えられることはありませんでしたが、新しいダイヤの運行開始自体は来年3月を予定しているとのことです。